nlp 心理学

こんにちは。
トレーナー協会です。

心理学の歴史

皆さんは、心理学の歴史って考えたことありますか？
調べて行くと、心理学の歴史は古代ギリシアまで
遡ることが出来ます。

また、古代エジプトでも心理学の活動の証拠が
残されているみたいです。

当時は、心理学ではなく哲学と
言う様な考えに近いのではないでしょうか？

実際に、哲学から心理学として
１つの学びが確立したのは、1870年代からだそうです。

日本で良く耳にする名前は
フロイト、ユング、アドラーが多いように思います。

フロイトが精神分析として、
心に対する研究に大きく貢献し
影響を与えることで近代心理学の
第一歩が出来たとも言われます。

そして、フロイトを中心として
ユング・アドラーは一緒に研究を続けていましたが
その後、研究の見解の違いによって
ユング、そして、アドラーとフロイトのもとを去ります。

しかし、考えは違えど、彼らが残してくれた研究は
今でも、心理学と言う学問について大きな影響を
与えてくれています。

nlpの歴史

1970年代にアメリカでバンドラーとグリンダーが
3人の天才セラピストのアプローチをモデリングして
nlpが誕生しました。

そして、早くも1980年代初頭には
心理療法やカウンセリングの大きな進歩と言われました。

特徴は、短期間で成果を引き出す
コミュニケーション心理学として
アスリート、政治家(大統領経験者)、俳優から
ビジネス、子育て、夫婦生活など分野を超えて
効果を発揮するスキルとして注目されます。

また、紛争地域や災害地域での
トラウマにおいてもnlpのテクニックは
注目されています。

3人のセラピスト

さて、nlpのモデルとなった
3人のセラピストとは？

家族療法：バージニアサティア
ゲシュタルト療法：フリッツ・パールズ
催眠療法：ミルトンエリクソン

上記の3名がnlpのモデルになった3人です。
1人ずつ、簡単にご紹介しましょう。

家族療法とバージニアサティア

家族療法の第一人者と言われていますが、

実は、あまり知られていない
セラピストなのです。
家族療法ではもっと有名な方もいます。

nlpを知っている方の中では有名ですが
ただ、心理学やカウンセリングを学んだ方であれば
知らない方の方が多いですね。

では、どの様なアプローチで
クライアントにかかわっていたのか？

これまでは、問題を抱えている人がいれば
抱えている人が問題だと言われていたので
本人だけを治癒すれば良いと思われていました。

しかし、サティアは、そうではなく
家族関係が大きく関係していると考えました。

だからこそ、家族関係を
癒していくスキルを広めていったのです。

ゲシュタルト療法とフリッツ・パールズ

3人のセラピストの中では
一番、知名度が高いかもしれません。
ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ
元々は、最初にかいたフロイトの
精神分析の資格を取得しています。

しかし、フロイトから歓迎を受けなかった
彼は精神分析と決別し、「集中療法」と言う本を出版します。
これがゲシュタルト療法の第一歩となるのです。

ゲシュタルト療法とは？

過去ではなく「今ここ」を
重要にしたアプローチです。

過去にどんなに辛いことがあっても
未完了な体験があっても、
辛いのは「今、この瞬間」という事。

そして、今この瞬間に体の中で
何が起きているかを感じ、気づく事を
大切にしています。

例えば…
「今、呼吸をしている」
「今、瞬きをしている」

これは私たちが当たり前に行う事ですが
普段は意識をしていないので
瞬きしたこと、呼吸のペースなどに気づかないのです。

だからこそ、今この瞬間に
気づけるようにすることが大切だとの考えです。

「私は、今つらい」「今、涙を流している」
今この瞬間を大切にしながら人を癒していきます。

実は、フリッツパールズは
日本で禅などの修業をしているため
彼のアプローチには禅などの日本文化が
体系化されています。

催眠療法とミルトンエリクソン

ミルトン・エリクソンは
とてもユニークな経歴の持ち主です。

有名な話は沢山ありますが、
彼は、小さい頃にポリオになり
重度の麻痺が残る状態でしたが
自ら、リハビリ方法を考案し歩けるようになりました。

彼の行う催眠療法は、クライアントの能力を見つけ
時には弱みを強みに変えて、クライアントに合わせた
暗示を柔軟に作り出し、クライアントの状態を改善させます。

柔軟性を大切にしている彼は
セラピストの柔軟性を非常に大切にしています。