メタプログラム
こんにちは。
トレーナー協会の猪瀬です。
今日は、NLPのメタプログラムについて お話させていただきます。
メタプログラムとは、 外部からの刺激や情報を
理解する際のフィルターであり 人がその物事に対して、
どう反応するのかをパターン化したものです。
そして、多数あるパターンの中に、目的志向型と問題回避型の
2つのパターンが存在しています。
まず目的志向型は、何かを「手に入れる」、
「達成する」ことに 意欲を燃やすタイプです。
一方の問題回避型とは、物事を達成できなかったら、
どんなネガティブな結果が起きるのかを想像するタイプです。
そのため、リスクの回避や防止などに、
意欲が出やすいと言われています。
例えば、何か大きなプロジェクトを任されたとします。
目的志向型は、 「このプロジェクトが成功したら、ボーナスの査定を上げます。」 と
声を掛けると、やる気スイッチが入りやすくなります。
反対に問題回避型は、 「このプロジェクトを進めないと、
こういうトラブルが起きてしまいます」 と伝えると、
「やらなくては」と意欲を持ちやすくなるのです。
このように人は、「得られる成果」と「被るリスク」
どちらを意識するのかのパターンに分かれるわけです。
そして、このパターンが、コミュニケーションにおいても
あらゆる場面で影響を与えています。
つまり、問題回避型の相手には、いくらメリットを説明しても
意欲を持ってもらうことは難しいですし、
目的志向型には、リスクやデメリットの情報では
やる気スイッチを入れることはできません。
このような相手の思考タイプを知ることで
商談などのビジネスシーンや、
子供のやる気スイッチに手こずるお母さんなど
「どうしたら伝わるかな」 「どうしたら行動してくれるかな」 という
コミュニケーションの悩みが少し軽減されるかもしれません。
ご自身とご自身のまわりには 「目的志向型」と「問題回避型」
どちらのパターンが多いですか?