成功者となるためのNLP
よく『起業や独立にはリスクが付き物』と考えてしまう方がいらっしゃいます。
しかし、卓越した経営者は皆、起業とはリスクを負わないことだと口を揃え、
マネジメントの発明者として有名な、かのドラッカー氏も
『企業家として成功した人を大勢知っているが、
リスク志向の人はいなかった―P.F.ドラッカー』
と言っています。
経営コンサルタントとして、20年間以上、
多くの方の起業と経営を手伝っている、私も、
元々はゼロから起業した経営者です。
そしてやはり、ドラッカー氏の言う通り、起業で成功するコツは、
『リスク』を負わないことだと身をもって体験しています。
ここでニューヨークに拠点を置く、世界的な金融機関において
アナリストとして活躍した経歴を持つ、当協会NLPの
OBの方のお話をご紹介します。
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NLPトレーナーの方がおしゃったことを
しみじみと感じた、あの時の時間は今でも覚えています。
それは、夢の実現のため、
安易に仕事を辞めて苦しんでいる人のお話でした。
(結果的には、成功されたのですが)
『脳が活性化すると、夢が言葉になって現れます。
すると、準備もせずに簡単に仕事を辞めてしまう方がいる。
それではリスクが大きすぎます。
今、お世話になっている会社のために、
そして、リスクのない起業のために、
今の仕事をしながらできる準備から始めましょう』
私は、もっと早くこの言葉を聞ければよかった…と思いました。
20年前、私はNYのウォール街で世界一と言われる金融機関で、
アナリストをしていました。
そこは世界中の名門大学・大学院を優秀な成績で卒業した、
いわば世界中の精鋭が終結したような職場です。
私もその中の一人でした。
ハーバード大学やスタンフォード大学の卒業生と
一緒に働くことは、自分を成長させ、磨くことのできる、
心地よい環境でした。
その私が、
ある日、突然、辞表を出しました。
どんなに良い環境だとしても、
まったく不満がないという訳ではなかったからです。
そして、まわりの影響を受けて気分が高揚し、
『明日、部長に辞表を提出します!』と、
衝動的に行動してしまったのです。
まわりは騒然としていました。
私の行動がまったく理解できなかったからです。
しかし、当時の私は、それが最善の方法だと疑わず、
自分の夢を実現することは、
当時の職場で働くより素晴らしいと信じ切っていました。
しかし、
仕事を辞めた私に待っていたのは、
現実の厳しさでした。
夢は叶わず。
挙句の果てに13回の転職。
仕事、お金、そして、夢を失いました。
一文無しになり、カードローンを使って
どうにか生活していた時期もあります。
しかし、私はこの状況を脱しなければなりません。
成功する方法を学ぶために、片っ端から本を読み漁り、
成功への手がかりを必死に追い求める中で出会ったのが
「NLP」であり「日本コミュニケーショントレーナー協会」でした。
すぐにNLP入門セミナーに参加し、
そして、ようやく光が見えたと感じたのです。
NLPは、一生涯使えるスキルです。
一度使えるようになると、
自分も結婚相手も、
親も子供も孫も、
何世代にわたって、
人生に違いを作ることが出来るのです。
こんな便利なものはありません。
それが、NLPの素晴らしさです。
自分の人生と向かい合い、
心から欲しいと思えるものを手に入れたい。
そして、あの頃とは違う自分の夢に気づき
実現することのできた、今の私がいます。
そんなことを可能にしたのがNLPです。
今は、結婚して夫婦で同じ仕事をする楽しさを感じています。
NLPは、私の人生の宝物です。
西條智之
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私は、2004年からP.F.ドラッカーさんのマネジメントを実践し、
クライアントに伝えています。
その中でも、特に、
「起業するなら出来る限りリスクを負わない方法を」
と繰り返しお伝えしています。
もちろん、独立や起業に、負うべきリスクは存在します。
しかし、負ってしまうと人生の目的そのものを脅かしかねない
リスクは負うべきではないということです。
それが、独立や起業に限らず、
まわりと自分を笑顔にできる秘訣です。
NLPは、各分野の成功者が持つ優れた卓越性を、
主に心理的なアプローチを中心に体系化したスキルです。
NLPは、成功者となるためのスキルであり、
起業するためスキルではありません。
しかし、数多くのテクニックを、状況によって使い分けることで、
自分自身の能力・経験・人脈などを最大限に活用することができ、
目標達成への大きな一歩となることは確かです。