ダメ『上司』に共通する一つの性質!
私の大失敗のお話です。
さて、職場の上司との関係で悩んでいる方は、
かなり多くいらっしゃいます。
私は、担当する時、良い講座にするために参加動機をお尋ねします。
すると、
「上司と合わないから会社を辞めたい…」
「あの上司の下にいるとメンタルが壊れそうだ…」
「会社を辞めたくないので、
上司とのコミュニケーション法を知りたい…」
等々、上司との対応で苦しんでいる方が目立ちました。
そこで、私は上司のコミュニケーションをビジネスチャンスと捉えて、
上司向け『職場のコミュニケーション』講座を企画しました。
そして、見事に失敗しました。(苦笑)
上司向けのコミュニケーション講座には、参加者が集まらなかったのです。
2.ダメ上司は、滅多に気づかない
3.変わらないダメ上司の特徴
ところで、上司と部下のコミュニケーションに問題が起きるのは、どちらが悪いのだろうか?
私は厚生労働省の認可法人であった中災防(中央労働災害防止協会)で、コミュニケーション技術力研修を担当しています。
中災防は、全国6万社を超える会社が会員として所属し、職場の安全の教育をしている研修期間です。
そこでの研修のテーマは、部下とのコミュニケーションなのですが、ほとんどの参加者が問題としているのは、上司とのコミュニケーションなのです。
1.ダメ上司と向き合う方法
最初に、ダメ上司と向き合うコツをお伝えします。
それは、上司への期待を手放すことです。
ダメ上司の特徴は以下の通りではありませんか?
●気分やさん
●感情的に怒鳴る
●部下を見下す
●礼儀を知らない
●手柄を横取りする
●揚げ足をとることばかりする
●ひいきする
さて、ダメ上司の共通点をご覧になって、何か感じませんか?
そうです。
ダメ上司は赤ちゃんなのです。
だから、ダメ上司とコミュニケーションするときは、相手を3歳だと思ってコミュニケーションしてください。
ダメ上司との関係で悩んでいる方。
今すぐ、ダメ上司を3歳のようにイメージして、コミュニケーションをしてみてください。
すぐに心が軽くなるはずです。
2.ダメ上司は、滅多に気づかない
さて、上司向け『職場のコミュニケーション』講座を企画して、参加者が集まらなくて、失敗したことをお伝えしました。
失敗した理由です。
ダメ上司は、自分が悪いことに気づかないのです。
ダメ上司は、部下に対する問題で、ほぼ自己責任を感じることはありません。
更に、ダメ上司は、自分と上司の問題とときは、原因が上司にあると思っています。だから、他者責任のダメ上司は、自分に責任を感じていないので、学習しようなどとは思わないのかもしれません。
他者責任のダメ上司との関係で、自分が楽でいるには、相手を赤ちゃんだと思って接することがシンプルで効果的な方法です。
ただし、過度なパワハラ、セクハラに対しては毅然とした姿勢で対応してください。
3.変わらないダメ上司の特徴
『気づく力』が無いのです。
『気づく力』とは、不快な出来事が起きた時に、事実を直視できる能力です。
事実を直視するとはシンプルなことです。
しかし、直視するのを避けるのが、私たち人間の常です。
新卒採用の30%以上が3年で離職している社会。
上司は部下が離職した時。
「忍耐力が足りない…」
「今の若い世代は…」
「恩義というものを知らない世代…」と思うでしょう。
しかし、誰がそういう若者を採用したのでしょう?
多分、会社の採用担当者です。
新卒採用の30%以上が3年で離職する原因の一部は、会社側にもあるのです。
ダメ上司は、問題の原因が自分にあるとは気づかないのです。
だから、赤ちゃんのようなダメ上司から、あなたが自分で自分を守らなくてはいけません。
私(椎名)が経営する会社は、20名ほどの小さな会社です。
そして、自慢できることがあります。
2011年から正社員の離職がありません。
パート社員の入れ替えはありました。
離職な”0”の理由。
☆上司と部下のコミュニケーションのルールがあるからです。
☆社員が自ら学び成長する仕組みがあるからです。
☆仲間が一人ひとりの強みを尊重し、支えあう仕組みがあるからです。
そうです。
NLPを学び、成功者たちのモデルを会社に導入したからです。
NLPを学ぶとは、そういうことです。
すでに存在する、成功者の仕組みを真似て、オリジナルに変えていけばいいのです。