【解説】 言葉で奇跡を起こすNLP。だけれど、NLPは手段であって目的ではない

創始者米国NLP™協会認定資格取得スクール

【解説】 言葉で奇跡を起こすNLP。だけれど、NLPは手段であって目的ではない



「言葉は、人の心を打ち、動かすばかりでなく、天運をくつがえすほどの力がある」道元禅師

神経言語プログラミング(NLP)は、コミュニケーション、心理療法、および、個人と組織の成長を支援するために1970年代に開発されたアプローチです。
NLPは今でも発展を続け、多くの人がそれに注目しています。

しかし、NLPを学ぶときには、それは単なる手段であり、目的そのものではないことを理解することが重要です。

NLPの本質と目的の違い

NLPは、人間の言語や思考のパターンを解析し、より良い人間関係や自己実現を促すツールとして知られています。

NLPは目標達成のための一つの道具であって、その道具自体を身につけることがゴールではありません。

私たちはNLPの技術を使用して具体的な目標、例えばコミュニケーションスキルの向上、自己信頼の構築、あるいは不安の克服などを目指します。

手段としてのNLPの有効性

NLPの技術は非常に強力です。そして、それを適用する際には、自分の内面と向き合い、自己理解を深めることが求められます。

例えば、NLPを通じて自己の使命、信念、価値観を明らかにし、それをもとにご自身の行動の改善を試みることができます。

しかし、このプロセス自体が目的ではありません。
最終的にはより豊かなご自身の人生を送るため。
それ以上に、社会を良くするための道具として位置づけてほしいのです。

目的達成に向けてのNLPの活用

NLPを効果的に活用するには、まず自分が達成したい具体的な目標を設定することが重要です。
その目標に対してNLPの技術を使い、自己の心の動きや思考パターンを見直し、行動を改善します。

目標は行動改善です。
なぜならば、無意識からの思考や感情はコントロールできませんが、行動を選択することは可能だからです。

その一つとして、例えばより良い人間関係を築きたい場合、相手の立場に立って物事を考えるトレーニングを行うことが役立ちます。

NLPは進化する道具箱

NLPは、人格を研く人生の旅において有効なツールを提供します。
NLP、それ自体が解決策ではありません。

この手法を学ぶことで、私たちはより意識的な選択を行い、自身の目標に向かって前進するための支援を受けることができます。

NLPをただのテクニックとしてではなく、自己実現を繰り返す人生の旅路での一つの手段として捉えることで、その真価を最大限に引き出すことができるでしょう。

本当の健康を手に入れるNLP!心身が健康なのは当たり前!社会貢献へ

健康というと多くの人がまず思い浮かべるのは、病気のない状態や身体的な健康です。
しかし、健康はそれだけではありません。
心の健康、そしてそれを超えて、私たちが社会にどのように貢献するかも、健康の重要な側面です。

この広い視点をもって人生を捉え直し、神経言語プログラミング(NLP)を学ぶと、人生が味わい深いものになるかもしれません。

心身の健康に果たすNLPの役割

NLPは、個人の思考や感情、行動のパターンを理解し、より良い方向へ導くための有効な手段を提供します。

例えば、

  1. ストレス管理
  2. レジリエンス
  3. 自己啓発
  4. 感情のコントロールなど

心身の健康を保つためのさまざまな技術がNLPには含まれています。
自己の内面に目を向け、自己対話を改善することで、精神的なバランスをとることが可能になります。

社会貢献という健康

そして健康は、自己中心的なものではなく、他者への貢献とも密接に関連しています。
人が社会に積極的に関わり、貢献することで、自己肯定感や人生への満足感が高まります。

そして、これが心身の健康を促進します。
相乗効果を生みます。
NLPは、他者とのコミュニケーションを改善し、より良い人間関係を築くための技術も提供し社会貢献へとつなげます。

NLPを活用した健康な社会貢献の実現

具体的にNLPを社会貢献に活用する方法としては、まず自分の内なる価値観や信念を明確にすることが挙げられます。
自己に問います。

  • 何をもって社会貢献とするのか?
  • どのように貢献したいのか?
  • 何が求められているのか?

それがご自身の使命を見つける手助けになることがあります。
そして、使命レベルのゴールが見つかったら、「目標設定」の技術を用いて、具体的な計画を立て、小さな成功体験を積み重ねることで、自己効力感を高めながら社会貢献を進めることができるのです。

全方位的な健康へ

真の健康は、身体だけでなく心、さらには私たちが属する社会に対しても良い影響を与えることによって得られるものです。
NLPは、これらすべての側面で自己を向上させ、より健康的な生活を送るための強力なツールです。
私たち一人一人が内面と外面の健康を追求することで、より良い社会の実現に寄与できるのです。

NLPを学び人間関係が壊れる人、豊かな人生から遠ざかる人!

NLP(神経言語プログラミング)は、多くの個人が自己改善のために活用する強力なツールです。
そして、NLPを効果的に利用するには個人が自己の内面に目を向け、自己認識を深めることが不可欠です。

自分には問題がなく、すべての問題が外部にあると認識している場合、NLPを通じても自分の深い問題に触れることは難しいかもしれません。
ここでは、その理由を探ります。

他者責任

一部の人が直面する一般的な心理的傾向は、「他者責任」です。
これは、自分自身の問題や困難を認めずに、常に外部の人や状況のせいにすることを指します。

このような認識があると、自己改善のプロセスが妨げられ、NLPのテクニックを自分の成長や問題解決に直接活用することが難しくなります。

自己認識の欠如

自己認識は、自分の感情、動機、行動のパターンを理解する能力です。

問題を外部に帰する人は、自己認識が低い傾向にあります。
NLPは自己認識を高めるためのツールを提供しますが、それを活用するにはまず自分の内面に課題があると認識する必要があります。

変化への抵抗

変化には不安や恐れが伴います。
一般的に人は自分の問題や不完全さを認めることが苦手です。
勇気が必要です。
人はそれを避けます。

NLPを学ぶことで得られる洞察や変化を受け入れるには、自己の問題に正面から向き合う勇気が必要です。

責任の所在

NLPは、個人が自己責任を持って自分自身を管理し改善することを促します。

問題が外部にあると認識する限り、自分の行動や思考を変える必要性を感じないため、NLPの技術が効果を発揮することは難しいです。

反対に、NLPのテクニックをまわりの関係者に使ってしまうことが、他者責任の考えを強化してしまうことがあります。

それが、人間関係の悪化、そして、人生を豊かさから遠ざけてしまうようです。

まとめ

NLPを効果的に活用するためには、自己認識を高め、自分自身の問題や挑戦に誠実に取り組む姿勢が必要です。
自分の内面と外面の両方に責任を持ち、積極的に自己改善に取り組むことが、真の成長と変化をもたらします。

問題の外部化を克服し、自分自身の内面に目を向けることで、NLPの真の力を解放することができるでしょう。

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著者プロフィール 椎名規夫(公認心理師、NLPトレーナー)

一般財団法人日本コミュニケーショントレーナー協会 代表理事
NLP創始者リチャード・バンドラー米国NLP協会認定NLPトレーナー
経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長

1961年生まれ。茨城県取手市出身。

「変われなければ心理学ではない!」をスローガンに、心理の国家資格『公認心理師』の知識を活かして、日本で唯一、科学的根拠のある心理学をベースにしたNLPを提供。

NLPは切れ味鋭いスキル!その反面、NLPは科学的根拠に乏しいのが実情。だから、正しくNLPを使うと成果に繋がる反面、誤って使うと自分とまわりを傷つけてしまう結果に!

エビデンスベースド(科学的根拠のある)NLPこそが人生100年時代に役立つスキルと確信してトレーニングを実施している。

  • 総務省 「コミュニケーションの基礎に関する研修」
  • 全国6万社が加盟する厚生労働省の労働基準局所管特別民間法人『中央労働災害防止協会』にてコミュニケーション技術力研修担当10年以上
  • 労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当
  • 独立行政法人教職員支援機構にて全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング講座担当など
椎名規夫トレーナー

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  • 人を動かす力

    人を動かす力。著者:椎名 規夫。出版社:アスカ・エフ・プロダクツ

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