NLPを実践して活躍する卒業生たち

更新日2020.05
大越 亜希子

大越 亜希子

職業 看護師

在宅医療チームのメンバーとして
患者さんとその家族に寄り添う看護を続けている

「不安と上手く付き合っていけるようになるといいね」
トレーナーのその言葉に、背中を押されました

◆簡単な自己紹介とNLPを学ぶきっかけについて教えてください

在宅医療チームの看護師として、
末期癌や神経難病で病院に通うことが困難な
患者さんのご自宅に訪問しています。

患者さんの全身症状を観察したり、
不安や悩みなどさまざまな想いをお聴きして
何ができるかを一緒に考えながら伴走するよう
心がけています。

私がNLPを学ぶきっかけは、
親友や主人との関係性に悩んでいたからです。

その頃、
医者である主人は開業しようとしていて
私は主人の挑戦を不安に思っていました。

「この人とは価値観が違う」と感じ、
主人に対して当たってしまうことも。

また、
私が親友の仕事の手伝いをしていたことで
親友との関係性も悪化していきました。

親友は13年の付き合いになる、
同じ職場に勤める看護師。

家庭も職場の雰囲気も
どんどん息苦しくなっていきました。

そんな時、
親友との関係に悩む私を見て、
主人がNLPを勧めてくれました。
主人はすでにNLPを学んでいたのです。

正直、この悩みが解決するとは思えなかったけど
何かのヒントになれば良いと思い、
半信半疑で体験会の申し込みを行いました。

◆体験会はいかがでしたか?

担当トレーナーは椎名さんでした。

椎名さんから優しい瞳で
「不安と上手く付き合っていけるようになるといいね」
という言葉を頂きました。

その言葉が心の奥にジーンと響き、
その場で申し込みをしました。

不安を解消するのではなく、
不安と上手く付き合えばいいんだ。

今までの私を否定しなくてもいいんだ。

そばに居られたアシスタントさんから
醸し出されている優しく包み込んでくれるような雰囲気にも
ホッとしている自分がいました。

どうしてうまくいかなかったのか、
自分自身としっかり向き合いと思いました。

◆実際にトレーナー協会でNLPを学んでみて、いかがでしたか?

トレーナー、アシスタント、受講生。
それぞれの価値観、違いに気づくことで
それぞれの魅力の素晴らしさを知り、
相手を尊重することができるようになりました。

今思えば、私は
自分と似たような価値観を持つ人しか
受け入れてこなかったような気がします。

私はルールをはみ出すのが嫌でした。

親や職場の上司の期待に答えようとするうちに
自分の本心に蓋をするようになってしまい、
ありのままの自分を表現できなくなっていきました。

だからこそ、
自由に行動する主人に憧れ、
一方では
自由過ぎることにイライラしていたのです。

自分を開示し、
自分の思考パターンに気づき、
自分と向き合う時間を取る。

そうすると
余裕が出てきて、視野が広がり、
相手のこともよく見えてきました。

そして、相手の視点に立つことも
できるようになりました。

講座を進めるにつれて
私は主人と親友の発言の意図が
理解できるようになりました。

それに気づく度に
泣いていたような気がします。
ティッシュの箱が必要でしたね。

◆特に印象に残っているようなワークはありますか?

コア・トランスフォーメーションです。

自分とって好ましくない感情や反応は
決して邪魔な存在ではなく、
何かポジティブな目的を伝えようとしている
そのことに気づかせてくれるワークです。

自分の内面に意識を向けている間
質問されるたびに
心臓から熱い丸い塊が出てくる感覚が
今でも忘れられません。

熱い優しい太陽でした。
そのふわっとした光が
私を暖かく包みました。

私はその連想から
初めて自分への愛が足りていないことに気づきました。
自分を愛で包み込みたかったのだと。

評価を気にして
周りからよく思われたくて
傷付きたくなくて、
自分自身を閉じ込めていました。

自分自身を満たすことが出来ておらず、
自分自身ですら信用してあげれてなかったから
不安が強かったことに気づきました。

◆NLPを学ばれたことで何が一番大きく変わりましたか?

以前は、自信がなくて
身体症状に現れるくらい不安が強かったのですが、
今は、「どうしたらうまくいくかな」
という思考パターンに変わり、
自分も相手も信用できるようになりました。

寝れなくなったり、
身体症状も現れることもありませんし、
弱い自分もありのまま受け入れることで
以前より楽に生きやすくなりました。
人と比べなくなりました。

そして、時間は掛かりましたが
仲がこじれた親友と
やり直すことができました。

「自分の人生に戻ってきてくれてありがとう」

と言ってもらえて
少しずつ距離が縮んでいきました。

主人との関係性も良くなりました。

今は他の誰よりも主人を信頼しています。
あの時、NLPを勧めてくれた主人に感謝ですね。

◆学んだことは、どういった場面で活かされていますか?

看護師として、患者さんが人生の終末期に
できるだけ穏やかに自然な形で過ごせるよう
NLPを活用としています。

特に患者さんの
これまでの人生や大切にしてきた価値観は
大切にしています。

ちょっとした癖や動作、
行動の裏に隠された背景などを考えると
薬の出し方1つに対しても
変わってきます。

「困っている目の前の人達が
どうしたら幸せになれるか?」

患者さんやご家族の想いに寄り添いながら、
丁寧に関わっていくように心がけています。

◆受講を迷っている方に一言お願いします

半信半疑でも、まずやってみることをお勧めします。
私は、自分の深い感覚と繋がることができ、
少しずつこだわりがなくなり楽に生きやすくなりました。
みんなにこの感覚を味わって欲しいです。

Profile プロフィール
大越 亜希子
大越 亜希子

看護師

在宅医療チームのメンバーとして
患者さんとその家族に寄り添う看護を続けている

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